コンセプト


アートは人を治癒する「スーパー精神科医」だと私は思っています。
アートは本来、五感で受け入れ、六感でコンセプトを探る。
というものだと思っています。

私の切り絵には、もちろんそれぞれコンセプトがあり、全体的な製作の
コンセプトもあります。それを、作品だけで人に分かってもらおう。
そんな展覧会を今までやってきました。
なのでコンセプトを書いた用紙などは置いた試しがありません。

ヴォルテールの書をなぜ切るのか?
作品に魅了されているわけではありません。
彼の人生に惹かれている、尊敬をしております。
現代人に足りない何かが昔の人にはあるんです。そしてボードレール
にもそれが言えます。彼の詩にはあまり興味がありません。
彼の送ってきた人生に興味を持ちました。

現代人に足りない、「自分の意思を貫く」という精神をこの人たちは
兼ね備えています。

決して諦めない

私はよく花を描きます。
自分の目で見て感動したその花の色をモノクロームで
表現しています。旨く言えば、蒼山流フォト。でしょうか。

私が写真を撮ると、こう写る(笑) それだけ美しかった。。
という事を表現したく、そして命ある花たちは、もちろん枯れます。
見た花そのものを数週間後、何ヵ月後に人に「ね?綺麗でしょ?」
と見せられない、命の意味。生と旅立ち。
そういうものを表現しています。

蝶は、研究以外に人の欲望にて標本にされる蝶に対する想いです。
それは剥製や、毛皮などのためにだけ殺される動物たちへの
思いも込められています。死体を飾る、まとうのではなく、
私の紙の蝶で充分でしょ?
と言う思い。

妖精は、なくしてしまったピュアな地球の美しさを再現したい。
という想い。

そして、私の切り絵を観てたくさんの人が、抱えている悩みや痛みが
少しでも一瞬の間だけでも、消滅してくれたら。

夢中になる何かがあれば、

人は輝き、生き続けられるのです。

生きることの意味を探るのではなく、生きている事をチャンスに、
何かに没頭する。夢中になる。
そこから人は幸せを得るのではないか。

私の切り絵のコンセプトはあらゆる方向で発信されています。

蒼山日菜


INFORMATION

蒼山日菜 Kirie Laboratory